今回はつめくさの屋内でのようすの一部を報告させていただきます。
最近のつめくさBoysの間で流行っているのが『レゴブロック』。
なんでも彼らの間で『マインクラフト』という,いろいろな種類のキューブを組み合わせてさまざまな物を作りだして冒険していくテレビゲームも流行っているらしく,それがレゴブロックを使えば現実の世界でも楽しめるということに子どもたちは気づき,今では毎日カチャカチャとブロックを組み合わせる音が聞こえてきます。
ただ,このレゴブロックにも問題があります。
それはパーツの種類と数に限りがあるということです。
たとえ自分が作りたいものがイメージできていてもそれに必要なパーツが,実は他のお友達がすでに使っていたというようなことがたびたびあります。
以前はパーツをめぐってケンカになってしまうようなこともありました。
しかしここからが彼らのすごいところで,次第にケンカの回数が減ってきました。
彼らがどんな方法を採りだしたかというと,相手が持っているパーツを自分の持っているパーツと交換するという方法です。
初めはパーツ1つずつを交換していましたが,さまざまな種類のパーツがあります。またお互いの欲しい度合いも異なります。
そこでお互いのパーツの価値を『交渉』して決めていくわけです。例えば細長いパーツ1つと四角いパーツ2つを交換したり,平らなパーツ5つと四角いパーツ1つを交換したりとその場の状況でパーツの価値相場は変化します。またパーツの価値に極端な偏りがないか,交渉に参加していない子どもが第三者として監視し,それはおかしいと注意することもあります。
私が学生のころ経済学の講義で教わったような理論を,そんなことを全く知らないはずの彼らがレゴブロック遊びを通じて実践的に体験しているわけです。そのことに私はとてつもない驚きと感動を覚えてしまいました。
さて,ここで子どもたちの作品をほんの少しだけ紹介させていただきます。
まずこちらは金庫付きの貯金箱。裏側には硬貨の投入口がちゃんとついています。
中央の空洞の中に鍵穴があり,鍵を差し込んで開錠すると左下の引き出しが開けられるようになっています。きちんと開錠しなければストッパーがかかっており,引き出すことができません。
また右上には何の変哲もない屋根がついていますが,この下に鍵を隠せるようになっておりセキュリティー対策も万全です。
そして最後にこちら,とても大きな家です。彼らはよくこのような家を作ります。
家の中もベッドやお風呂がきちんとついていることもあります。そして完成して終わりではなく,そこからフィギュアなどを使ってロールプレイング遊びを始めるわけです。子どもたちのイメージ力の豊かさには本当に驚かされます。
ただ,屋内遊びだけだと体力が有り余っているのか,遊びに飽きてくるとこのように体操をよく披露してくれる子もいます。
さて今回はつめくさBoysの室内遊びのようすを紹介させていただきましたが,
近いうちにつめくさGirlsのようすも紹介できればと思います。
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